今年も暑い夏がやって来ました。爽竹桃の花が暑さに負けじと今を盛りと咲ほこています。廃墟の広島に真っ先に咲いた花、爽竹桃。夏の暑さと共に平和を象徴する花でもあります。
「二〇〇二年ひらかた平和のための戦争展」と時を同じくして国会では日本を「戦争をする国」に変えようとする有事関連三法案が継続審議となるか、廃案になるかの瀬戸際を迎えています。これらの法案は日本が武力攻撃を受けていない段階でも政府が「武力攻撃事態」だと認めれば有事法制が発動し、「人」「物」も軍事優先に動員させられ地方自治体や 「公共機関」は強制的に協力させられることになる内容を持っています。
また、五月末には福田官房長官が非核三原則を「国際情勢や世論の変化で変わることだってあるかもしれない」として、見直すこともありえるという発言をしました。被爆国の政府が核兵器を肯定し、保有が可能だなどと発言することは断じて許されることではありません。
さらに教育基本法の見直し論議を進めている中央教育審議会では教育勅語を賛美する発言が出されています。天皇の臣民として守るべき道徳を示した教育勅語には 「人の命の大切さ」や個人の尊厳が抜け落ちています。戦争に進んで協力し 「国のために命を捨てる」子どもを育てることが今、必要なのでしょうか。許されることではありません。
今こそ、平和を守れ、憲法と教育基本法を守れの声を大きくし、オキナワ・ヒロシマ・ナガサキと連帯し、平和を守り、築く取り組みをより、いっそう大きくしていきましょう。
「教え子を再び戦像の送るな」のスローガンの下、私たち教職員組合は平和を最も大切にして運動を進めてきました。十回目になるこの戦争展もその一環であります。 七年前からは、他の労働組合や民主団体と共に幅広く取り組みを進めてきています。 また、毎年、多くの市民の方々から貴重な資料をお借りして展示をしています。
平和が脅かされつつある今、皆さんと共に「平和を守れ」「憲法を守れ」の声を大きく育てていく決意です。
二〇〇二年七月盛夏
全教・枚方教職員組合
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